映画評・書評・その他日常について

映画や書籍についてのブログです。
映画を観て・本を読んで、何を思ったのか?についての覚書です。
また、家事や旅行が好きです。
何気ない毎日の中の出来事についての覚書でもあります。

Before Midnight

ビフォア・ミッドナイト [DVD]
ビフォア・ミッドナイト [DVD]
ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント
2015-02-04
DVD

ようやく Befoer Midnight を観ました。これまでの二作とは明らかに色合いが異なります。ジェシーとセリーヌは結婚し双子を育てています。これまでの二作の二人とは異なり「ロマンティック」なままではいられません。


セリーヌは言います。
「私の心を満たし私を大切にしてくれた人」のことは覚えていると。
しかし、そのジェシーとセリーヌは会話をしていても険悪です。


この作品は描かれる必要があったのか?あったとすればどういう点なのか?そういうこともふと思ってしまいます。作られた2013年はそれ以前の1995年や2004年よりも世界情勢は悪化しているのかもしれません。私たちはロマンティックなことばかりを日々望んではいられないのです。今生きる現実の中でいかにロマンティックを忘れないか?いかに対話を忘れないか?それが重要な時代になったのかもしれません。


そうです。途中何度かあのジェシーとセリーヌでさえも対話が遮断される時があるのです。相手を暴き立て、責め立て、捨て台詞を残して出ていってしまいます。それは、二人に限ったことではなく、人間として誰でもなしうる態度なのです。


ただ、救いなのは、問題は山積みで解決の糸口も見つからない二人が、それでも対話の回路を取り戻し、二人で過ごすことを選ぶ点なのかもしれません。


一連の作品をロマンティックな映画とだけ見ていたら、この作品は不要であったのかもしれません。けれども、おそらくこの作品はロマンティックであると同時に対話を描いた重要な作品なのだと思います。そして、それは、親密な二者関係だけに限定されるものだけではないのだと思います。


ロマンティックがなければ、お互いのコミュニケーションのきっかけがなかったのかもしれません。ロマンティックは最初から最後まで、人間関係の大切な要素なのでしょう。もちろん、ロマンティックは恋愛に限定されるものでもないと思います。


今の私には、少しだけ観ていることが苦しくなる映画でした。





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