映画評・書評・その他日常について

映画や書籍についてのブログです。
映画を観て・本を読んで、何を思ったのか?についての覚書です。
また、家事や旅行が好きです。
何気ない毎日の中の出来事についての覚書でもあります。

考え方の問題


この文章は少しスピリチュアル的な宗教的な雰囲気をもってしまうかもしれないけれど、現在の私の素直な感想である。


現在の職場に就職してからずっと、個人的に言えば職場環境的には問題が山積みであった。それでもそれを様々な人の力を借りながら少しずつ少しずつ改善させていき、少し落ち着きかけた時に大きな交通事故に遭った。


こちら側の過失割合が0の事故。車は大破したけれど私自身には内出血以外の外傷はなかった。しかしながら、薬を飲んでも完全には収まらない慢性的な痛みを常に全身に抱えることとなった。痛みや不調に耐えながら、問題山積みの職場で、それでも笑顔で働き続けていたつもりだった。


その後、症状が悪化し2ヵ月入院などして復帰したら、職場環境は私にはさらに厳しいものに変わっていた。詳細は省くけれども、身体を痛めている私には受け止めがたいことが半年以上も続いて起こり続けた。結果、今度は精神的に衰弱し、休職した。現在の出勤は慣らし出勤で、まだ復職はできていない。


そういう私が何を言いたいのか?と言えば、簡単に言ってしまうと、交通事故に遭うことが私の運命として決まっていたのだとして、あり得ないくらいに軽症で済んだことにもっと注意を払うべきだったのかもしれない、ということだ。


傲慢だった私は、自分が傷つけられたこと・傷ついたことしか思わなかった。「こんなことさえなければ」という思いを、交通事故後、様々なものに対して感じた。私は、自分がもっと完全な快適な状態で保全されなければならないと思ってたのかもしれない。


確かに、全身に痛みを感じていて消えない状態であることは日常生活を送るうえでもかなりしんどいことに違いはなかった。けれども、「ありがたいことに、この程度で済んだのだ」とはひとかけらも思わなかった。


交通事故を通して出会った医師からは、「大きな事故だったのに、この程度で済んだのは奇跡的だよ。感謝しないとね」と言われたけれど、「はい」と言いつつもその意味をはっきりと分かっていなかったと思う。私にとって身体は、私の思いを実現する為にいつでもどうにでも言う事を聞いてくれる存在でしかなかったからだ。自分の思いの実現の足を引っ張るような身体を、持て余していた。つい一昨日まで、そんな考え方でいた。


ただふと、あの事故の前の自分を思い出した。あまりにも職場の人間関係が悪く、改善しがたく、自分に対して足を引っ張るような人が多いことに悩みながら、当時の私は毎日、職場の一人一人を思い浮かべながら「ありがとう」を探して心の中で「ありがとう」を言うことを続けていた。とても「ありがとう」なんて言いたくないような人もいたけれども、それでも「ありがとう」を探して「ありがとう」と心の中で呼びかけていた。もしかしたら、私の事故が大きかったのに、信じられないくらいに軽症で済んだのは、そのせいかもしれないと、ふと思った。


もう事故から2年が過ぎようとしているけれど、その間私は「ありがとう」を探して「ありがとう」と心の中で呼びかけることを忘れていた。それどころか、心の中でいつも彼らに対してうんざりしていた。良いところを探すなんて到底できそうになかった。


でも一昨日、私が事故の後も生かされ、現在の職場に居続けることができているのが天の神様の思し召しだとして、天の神様は私に何を望んでいるのだろう?と思った。今の自分のような気持ちを望んでいるのだろうか?人を恨みそうになるくらいにまで嫌になることを望んでいたのだろうか?と。


その答えは、はっきりしている。そうではないはずだ。私はそんなことを望んで生きてきたことはないし、そんなことを理想に掲げたことがない。そういう私を生かし、まだその職場で働けるようにさせたということは、もっと違う意味があるはずだ。私が好きなのは、聖フランシスコの平和の祈り、だったのだから。それなのに、そんなことをすっかりと忘れて、どす黒い感情から抜け出せずにいた。


天の神様は、「ありがとう」を探して「ありがとう」を言っていた私にチャンスを与えてくださったのかもしれない、そう思った。それなら、状況がさらに悪化した中でも、私は「ありがとう」を探して「ありがとう」と思いながらも、その職場環境の改善に引き続き取り組むことが必要なのだ。もちろん、職場だけではなく、他の場所での他の課題に対しても。


「天の神様の言う通り」という気持ちで過ごし始めたおかげで、そんなことを思うようになった。いろいろな意味で、私はまだまだ傲慢なのだと思う。もっともっと謙虚になりたい。

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